近日、「2017中国避暑名山ランキング」は香港で発表された。調査によると、「2017中国避暑名山ランキング」は、桂強芳世界競争力研究会(CICC)、アジア太平洋環境保護協会(APEPA)、世界文化地理研究院(LCGA)環境快适性研究室、天下口コミ中心(CPPC)より本年度に合同で研究、評価して完成したものである。このランキングリストに選ばれた100ヶ所の国内避暑名山には、雲南の13ヶ所がランキングされている。
天人和合――云南玉竜雪山(第4位)
玉竜雪山はナシ族語で「オーロ」と呼ばれ、銀色の岩という意味である。その十三の雪峰が絶えずに続いていて、「巨竜」が舞い上がるようなので、「玉竜」と呼ばれるのである。また、その岩性質が主に石灰岩と玄武岩で、白黒はっきりしているので、「白黒雪山」とも呼ばれて、ナシ族の神山で、伝説でナシ族の保護神「三多」の化身でもある。1984年に、雲南省玉竜雪山省級自然保護区が設立された。2001年に、玉竜雪山は4A級観光地に選ばれ、2007年5月に全国初陣5A級観光地となっている。ここの年平均温度は12.79℃、最も暑い月は7月、月平均気温は17.9℃。
座標:雲南省麗江市北から約15キロ
世界峰海—雲南羅平那色峰海(第13位)
ここはまるで西遊記で神様が自由に飛んだ仙境のようで、十万大山の上は、雲が立ちこめ、仙気が漂っていて、その色峰海がサージングしている。大山の奥地の小寨河谷トラフ内では、水と石は寄り合い、水潭が所々にあり、玉のように青々として、ガンバ井戸が優しさいっぱいである。万丈絶壁の上は、何千匹もの野生猿が生息している。
座標:雲南省羅平県旧屋基イ族郷法湾村委員会大補懂村
華首迎祥ーー雲南賓川鶏足山(第15位)
東南アジアの有名な仏教聖地で、中国漢族・チベット族仏教の交差点および世界仏教禅宗の発祥地で、「四観八景」の奇風異彩によって世界によく知られている。その山勢が西北へ聳え、尾が南東へ伸び、前は分枝を3本分け、後ろは1つの嶺を伸ばし、鶏足のような形をしているので、名を付けられているのである。明朝の地理学者徐霞客は2度も登山をして、鶏足山を「奇観盡収古今勝」と賛嘆した。鶏足山主峰の天柱峰は、標高3240メートルで、山頂に登れば、東は日出を見、南は祥雲を観、西は蒼洱を望み、北は玉龍雪山を眺めることができ、歴代の文人墨客に詠まれてきた。
座標:雲南省賓川県鶏足山鎮
汎珠正源――雲南省曲靖馬雄山(第22位)
馬雄山は海抜2444メートルで、曲靖市南盤江、北盤江、牛欄江の分水嶺であり、「一水滴三江」という美称があるのである。また、我が国第3大江――珠江の発祥地でもある。馬雄山を遠くから見ると、高原台地にゆったりと横たわっているラクダのようで、頭が南西に向かって白浪ダムへ伸び、尾が西北に偏橋ダムへ広がっているが、馬雄山と老高山はラクダのコブを構成している。曲靖馬雄山頂に立って目を見渡すと、山々が高々と聳えている
座標:雲南省曲靖市沾益県都北部50キロ
世界鶴郷――雲南省昭通大山包(第27位)
大山包は黒首鶴、湿地、草地、峡谷、雲海、日出、日没、仏光などの生態自然風景によって有名である。2003年には「黒首鶴国家級自然保護区」に承認され、2004年には「国際重要湿地」カタログに盛り込まられた。ここの草場、山々、湖、峡谷、霧淞、雲海および民族風景などは、徐々に国内外の観光者、科学者、環境保護者、写真家、探検家の注目を寄せてきた。冬になると、多くの科学技術者、カメラマンは荷物を背負って大山包に登る。国際鶴類基金会主席ジョッキー・アキボ氏の派遣した「雲南省北東黒首鶴越冬考察チーム」も大山包に入った。大山包は暖温性高原季節風気候で、冬は寒くて夏は涼しく、年平均気温が6.2℃、中でも七月の平均気温が12.7℃。
座標:雲南省昭通市昭陽区西部大山包郷
古茶正源——雲南双江勐庫邦馬大雪山(33位)
瀾滄江と小黒江の溶け合った場所に、勐庫大雪山が立ち上がり、空へ聳えている。時代の交代、大自然の不思議さのおかげで、勐庫大叶種が創造されてきた。それから、草は冬を経て苦くなく、花は春でなければ萎まない。それから、一山は四季があり、十里は違った天気があり、北回帰線の「緑の明珠」と呼ばれている。しかし、大雪山の標高2200~2750メートルの所には、現在標高の最も高く、密度の最も大きい野生枯木茶群落が分布している。中国農業科学院研究所雲南省農業科学研究院茶葉研究所などの科学研究機構の植物専門家と茶葉専門家の鑑定によって、双江勐庫大雪山野生古茶園は茶樹起源の中心の一つである。
座標:雲南省臨滄市双江県勐庫鎮
銀蒼玉洱――雲南大理蒼山(第45位)
蒼山は雲嶺山脈南端の主峰であり、十九の峰によって北は洱源鄧川から、南は下関天生橋まで、雄大かつ壮観で、秀麗な洱海风景とのコントラストが強い。蒼山十九峰は、二つずつの峰の間に渓流が急に流れ落ち、洱海に入り込み、これは有名な十八渓である。蒼山十九峰は、いずれも標高3500 メートル以上で、最も高い馬竜峰は4122メートルに達している。標高が高いので、頂上は非常に寒くて、年がら年じゅう雪に覆われて、太陽に照らされると、壮観である。
座標:雲南省大理州 北は洱源鄧川から、南は下関天生橋まで
坐标:云南省大理州北起洱源邓川,南至下关天生桥
凇花玉海—雲南昆明轎子山(第47位)
標高4247メートルで、その山形が万山の中に置かれている花轎のようで名付けられている。唐の時代に,南詔王異牟尋はそれをを東岳と封じた。主峰は標高4223.4 メートルで、雲南中部第一の高峰で、雲南中部の典型的な山岳形氷河の地形景観である。轎子山は小江断層帯と普渡河大断層帯の間にあり、特殊の地質構造と地史変遷、複雑な地形と高標高のためで、轎子雪山の気象が急速に変わり、かねてから高山湖、氷雪世界、ツツジ花海、原始森林、高山草場、雲海、日出、仏光など奇抜景観によってよく知られている。轎子山の夏の平均気温が3~13℃で、昼夜の温度差が大きいので、観光客は身軽に行くほうがいいが、日焼け用品を忘れないように。
座標:雲南省昆明東川区南西と禄勧県の境目
千亀拱寿――雲南麗江老君山(第53位)
世界自然遺産「三江併流」の八大区域の一つである。主峰は中部の金糸工場にあり、「金糸玉峰」が標高4515メートル、歴代の史家に「雲南省衆山の祖」と呼ばれ、太上老君がここで制丹したといったので名付けられたのである。中国のこれまで発見された面積が最も大きく、標高が最も高い丹霞地形区域である。豊富な高山植生、珍しい動植物、多くの氷食湖、奇妙な丹霞地形、およびナシ族、ぺー族、リス族、プミ族、イ族など各民族の多彩な民俗が、老君山の観賞価値と科学的考察価値のあるユニックな景観を構成している
座標:雲南省麗江市玉龍ナシ族自治県
匾山聯海—雲南通海秀山(第66位)
通海秀山は玉渓地区の重要な風景の一つである。頂上は標高2060 メートル、垂直高さは200メートル近く、所轄面積は7.6平方キロ、観光面積は155万平方メートル、建設面積は5万平方メートル以上。通海秀山は明の時代に、かつて昆明金馬山、碧鶏山、大理の蒼山と雲南四大名山と併称され、「秀甲テン南」という美称があった。
座標:雲南省玉渓市通海県城南隅
秀甲迆南――雲南石屏秀山(第67位)
雲南南部の名山勝地の一つである。明の洪武時代に、真覚寺が建てられ、清朝の時代に何度も再建された。既存の古い建物は山門、大雄宝殿、凌雲閣がある。本殿の内部彫塑は釈迦牟尼像があり、両側に普賢と文殊像が彫塑されている。楼に登って宝秀城鎮を眺めると、村舎がありありと見える。1983年に紅河ハニ族イ族自治州文化財保護単位と公表された。山中では、林が茂って竹が高く、古木が秀麗で、珍しい花草が年がら年じゅう絶えない。石屏秀山の寺は、白い雲の中に隠れたり見えたりして、景色が優雅で、風景が素晴らしい。
座標:雲南省紅河州石屏県城秀宝秀鎮西南呉営村
烏蒙磅礴――雲南東川牯牛寨山(第87位)
牯牛山は崗が重なって絶壁があり、高い峰が聳え、平日に雲が篭っている。晴れの日に、青々として、四五百里以外から見える。天まで「5尺」だけの山頂には、少数民族の居住する村舎があり、年がら年じゅう雲に山頂に埋められている。その雄大な牯牛山は、空へ聳える天然障壁のようで、山前山後の晴れ・曇り、夕べ・暁をはっきりと区別して、また、往来しつつある日と月を呑んでいる。牯牛山はすばらしい自然風景の外に、素朴な山民、神秘的な伝説、魅力に富んだ民俗風情も憧れられている。
座標:雲南省昆明市東川区東部
万頃ツツジーー雲南師宗菌子山(第90位)
師宗県一の峰である。ここの万頃ツツジは世界でよく知られ、珍しい木が山野一面で、高原草場が異国風情に満ちていて、四季の景色が魅力的で、植生がよく保存されている。菌子山は、雲南省最大のツツジ自然群落、最大の原生態キャンプ地であり、世界最高のキノコ模倣建築群でもある。菌子山は高山奇峡観光地で、所在する地区が亜熱帯高原型モンスーン気候で、地勢の高さと微地形に影响され、気候類型が多様で、平均気温が14℃、四季が春のようで観光に適している。
座標:雲南省曲靖市師宗県大同、竜慶、五龍三郷鎮の境目
(写真はネットワークから、著作権はカメラマンに属する)