従来して、中国人は竹に対して切っても切れない感情があり、「食事に肉がなくてもいいが、住宅に竹がなくてはならない」。今では、竹の用途は屋建てに用いられるだけでなく、人々が竹への熱中さは狂いそうなほどである。したがって、食べ好きな雲南人は竹で様々なグルメを作っている。

1.香竹焼き飯

香竹焼き飯は雲南特色軽食で、主に雲南省思茅市に集中している。原材料としての竹は、シーサンパンナからの香竹を選ばなければいけない。香竹焼き飯は、シーサンパンナタイ族の名物で、その濃厚な香り、軟らかさと潔白さ、形の美さによって独自の風格を持っている。

2. 竹筒飯

竹筒飯は雲南の大きな特色の一つで、造形がユニックで、米の香りもあれば、竹の香りもあって、爽やかで口に合う。

3. 竹編みアヒル

竹編みアヒルは瀘西回族の特色軽食の一つで、その主材料がアヒルである。アヒルの大きさは生きる時の総量1キロぐらいで、熟した後、0.7キロぐらいほどである。竹編みアヒルを作るには、まず、アヒルを殺してきれいに洗浄し、それから、食塩で漬けた後、アヒルを竹編みで竹籠に編み込んで煮え、煮てから完全に冷却させた後、竹編みを取り出し、アヒルを小さく切り、炒め済の大豆ソースを加入して、それでは、美味い竹編みアヒルが出来上がった。

4. タイ族風味の焼き物

タイ族風味の焼き物の食材料は、刺し連ねられるものではないが、竹棒で挟まれて焼いたものである。日常の串焼きに違っているが、雲南タイ族風味の焼き物の大きな特色は香草の使用量が大きいので、香りがかなり濃い。常に焼き物に用いられる香草は大香菜、香柳、香チガヤ、ガランガルなどがあり、もちろんキダチ唐辛子もある。

5. 竹筒蒸し卵

竹カップは一つ、卵は一つ、食塩、水は適量、浸ったクコは６粒、ねぎの千切りは少し。卵と水を均一にかき混ぜた後、竹筒に入れる。釜に入れて弱火で15分間蒸し、また、温度が高すぎると、蜂巣穴を形成することを防止するために、蓋に小さなギャップを残す。事前に柔らかく浸ったクコとネギを撒いて、もう１分間蒸すと、出来上がる。

6. 竹筒酒

竹酒は少数民族に起源するのである。彼らは竹で酒を盛り、そうすれば、酒の香りと竹の香りが結び合っている。そっと嗅ぐと、遠方からのお客様はすがすがしい薫りに感動させられる。従来して、「竹酒」は新婦迎え、棟上げなどの重大な出来事に不可欠な物になってきた。時が経つにつれて、少数民族の群体居住ライフスタイルは少々変化しているので、各地の「竹酒」の味は民族種類によって違っている。

7. 竹筒茶

雲南南部居住しているタイ族、ハニ族、チンポー族人は、竹筒茶を料理とする風俗がある。まず、新鮮な茶葉を釜で蒸したりして、それから、柔らかくなった葉っぱを竹簾の上に置いて揉み、その後、それらを竹筒に入れ、棒でしっかりと搗き、口を封じて、ゆっくり発酵させる。２、３カ月ほど後、筒内茶葉が黄色になったら、竹筒を切り開き、きつく押された茶葉を取り出して乾かした後、瓦缶に入れ、胡麻油で漬ける。いつでも野菜として取り出して食用できる。

8. タケノコ

タケノコは中国で従来して「料理珍品」と見なされている。タケノコは中国伝統的なごちそうで、味が芳しくてもろくて、質が脆くて、食用と栽培歴史が非常に長い。『詩経』には「加豆之実，笋菹魚醢」、“其籟伊何，惟笋及蒲」という詩句があり、タケノコ食用の歴史が2500～3000年もあると表明している。

9. 竹筒鶏

竹筒鶏は雲南ハニ族の伝統的な名料理である。竹筒で調理することは、歴史が長い。今になっても、雲南の各少数民族は依然として竹筒調理の伝統的方法を保留している。それは満山の青い竹と関係があり、竹筒調理の食べ物の香りとも関係があって、ハニ族の竹筒鶏はがその一つである。雲南ハニ族の竹筒鶏は鶏肉の新鮮さもあれば、青竹のすがすがしい香りもある。新鮮かつ柔らかくて、作り方が独特で、古めかしく素朴である。

10. 竹虫

竹虫は別名が竹蛆で、若いタケノコを食べることによって養分を吸収して、20日内に米粒の大きさから手指ほどの粗大さに育ち、竹筒内に寄生している。それらは竹の先端から下へ食べ始め、最後に根に隠れ、体が太ると食べを止めて、さなぎ破りを待っている。

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