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永仁県賽装祭、千年も伝承されてきたイ族ファッションショー

楚雄市は楚雄イ族自治州の都で、楚雄イ族自治州の政治、経済、文化および交通中心でもある。永仁県は楚雄州でイ族が最も多く分布している山区県で、川滇経済成長の要塞である。2013年末まで、永仁県に分布している少数民族はイ族、ぺー族、タイ族、チワン族、ミヤオ族、回族、リス族、ラフ祜族、ワ族、ナシ族、ヤオ族、チベット族、チンポー族、プーラン族、プイ族、アチャン族、ハニ族、シボ族、プーミー族、モンゴル族、ヌー族、ジノー族、トーアン族、水族、満族、トールン族などがある。毎年の旧暦正月15日になると、永仁県の直苴地区および付近の中和、大姚県桂花などに居住しているイ族人は、ここへ集まって賽装祭を楽しく過ごす。

賽装祭

賽装祭とは、服装、服飾の大型競合日である。これは十分にイ族人の聡明さ、知恵および勤労を現す祝日で、美愛し、美比べの祝日でもある。

賽装の現場は色とりどりで、色鮮やかな服飾がいっぱいで、いちいち目を止める暇もなくなる。イ族女性は帽子、服、腰巻に模様を刺繍するばかりでなく、ショルダーバッグ、靴、中敷きの様々な模様をいっぱいで刺繍している。また、 人々の工芸、構図、色が互いに違っていて、それぞれ長所がある。風雨雷電、日月星辰、山水木石、花鳥禽獣、様々な人物は全て刺繍されることができる。 その構図の繁・簡・虚・実、イメージの誇張・変形、色調のコントラストは、素晴らしくて人々が驚嘆させられる。

賽装祭の由来

悠久の歴史と濃厚な古めかしい民族文化風情を凝集しているイ族「賽装祭」は、昔の祭祀と「伙頭」引渡式典イベントに起源したという。世間の変遷に伴って、文字記載によると、すでに600年余りの歴史がある。石羊塩井から蜀ゆきの古塩道の開通、蜀文化とイ族文化の溶け合いにつれて、この古塩道上の重要な宿場とする直苴のは、その伝統的な祭祀イベントに、また、多くの新しい内容も加わってきた。それは祭祀、伙頭制、婚姻(生殖)、古塩道、服飾、歌、舞踊、楽などの文化を含んで、歌合・舞踊競合、服飾展示、民族スポーツ競技、商業貿易物資交流を集めていて、一つの独特なイ族文化景観になっている。

今の賽装場においては、70~80歳のお婆さんもいれば、歩けたばかりの1~2歳の子供もいる。みんなは存分に踊ったりして、自分の服飾の美しさを見せている。競合参加者が千人もあり、やじ馬見物者が一万人ほどあり、規模が広大で、雰囲気が賑やかである。直苴のイ族服飾はほとんど赤を主として、頭が「おんどり帽子」を被られ、服装・靴・帽子は赤、緑、青、白という色が有り、刺繍の針目がきめ細かくて、遠くへ眺めると、まるで花の世界、花の海のようである。

2017年賽装祭のハイライト

 今年の七彩雲南2017民族賽装文化祭では、イ族特色ファッションショー、民族賽装文化祭楚雄州初回戦などの豊富多彩なテーマイベントのほかに、また、七彩雲装撮影大会、大美永仁書画撮影展覧、永仁県非物質文化遺産展示、イ族刺繍製品街、永仁グルメ文化祭、特色商品展示即売、伝統的民間ジャンケン試合、永仁イ族人3跺脚広場文化イベント、永仁元生態民間歌謡グランプリ、永仁初回「陽光城カップ」山地自転車オフロード挑戦大会、蓮池第9回イ族刺繍祭および初回イチゴ祭という11のサブイベントもある。

千年もの歴史伝承を基礎にして、今年の賽装祭イベントは、より豊富多彩な内容と強い文化的自信をもって目の前に現わされて、人々に十分にイ族刺繍賽装文化の美しさを味わせ、世界にイ族人の声に耳を傾けさせようとする。

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