三江併流自然景観は雲南西北山区の三江国家公園内にあり、八大地域を含め敷地面積が170万ヘクタールに及び、アジアの三本の有名な川の上流で、金沙江(揚子江の上流)、瀾滄江(メコン川の上流)、怒江(サルウィン川の上流)という三つの川がここで並行に流れ、北から南へ、3000メートル以上の峡谷、海抜6000メートル以上の氷山を経過する。ここは中国の生物の種類が最も豊富なエリアで、また世界の温帯生物の種類が最も豊かな地域である。
十世紀八十年代、国連教育科学文化機関の幹部は衛星地図で東経98°―100°30`、北緯25°30`―29°にある地域で、三つの干上がらない川を流れていることを驚く発見した。これは青海・チベット高原の南から雲南西北の山岳地帯への「三つの川」(金沙江、瀾滄江、怒江)地域である。
三つの川は、雲南省内を約170 キロ以上にわたって平行して流れ、雲南省西部の麗江地域、迪慶チベット自治州、怒江リス族自治州の全体区域面積が四万平方メートルである。怒江と瀾滄江のエア最短直線距離はわずか18.6キロで、海抜760メートルの怒江から6740メートルのカワカブまで、一日で春夏秋冬の四季があり、10キロの距離でも気候がそれぞれ違う。
金沙江は北から東へ雅壟江、大渡河、嘉陵江を集め、中国の揚子江となる。瀾滄江は北から南へ流れ、境界線を越えて隣国のメコン川の上流となる。怒江は北から南へ勢いよく流れ、ミャンマーに入ってサルウィン川の上流となる。
三つの川は青海・チベット高原に源を発し、雲南の山の中で勢いよく流れている。金沙江は石鼓鎮のすばらしい景色(揚子江第一湾)で急に振り返って最後に太平洋へ流入する。瀾滄江、怒江はミャンマー、ラオス、タイを貫通し、最後インド洋へ流入する。
ここは世界の唯一の綺麗な所で、永遠な夢を描いている。ここは地球の最後の神秘的「ネッカチーフ」である。雲南西部の三江併流雄大、綺麗、奇異、静寂、神秘の空を楽しめる。
金沙江第一カーブ
徳欽雲嶺瀾滄江峡谷
三江併流(北緯27.20度から見る)、左から右へは怒江、瀾滄江、金沙江である。